プライスターという便利なツール
本を仕入れて売る仕事を5年やっています。
その5年、ずっと払い続けているものが1つあります。プライスターという、Amazonで売る人向けの道具です。月5,280円(税込)。安くはないです。
年に直すと63,360円。この金額を5年払い続けてきました。それでもやめていません。何に払っているのかを書きます。
※ この記事にはプライスターの紹介リンク(アフィリエイトリンク)が含まれます。登録時に紹介報酬が発生します。実際に自分が5年使っているものだけを書いています。
Amazonの値段は、寝ているあいだに動く
まず、この道具が要る理由のほうから書きます。
Amazonで本を売っていると、値段が毎日動きます。自分が動かさなくても動きます。
昨日まで自分が一番安かったのに、朝起きたら他の出品者が10円下げていて、自分の本は誰の目にも触れていない。逆に、安く出していた人がいなくなって、値段を上げられる場面もある。
この2つは、どちらも放っておくと損になります。
下げるべきときに下げていないと売れない。上げられるときに上げていないと、本来もらえたお金をもらい損ねる。
これを手でやると、どうなるか。
10冊なら見られます。50冊でもがんばれば見られます。300冊になった時点で、朝から晩まで値段だけ見ていることになります。仕入れに行く時間がなくなります。
自分は最初、手で直していました。今はやっていません。その時間が丸ごと消えました。
プライスターが何をしてくれるか
一言でいうと、Amazonに出している商品の値段を、自分の代わりに24時間直し続けてくれる道具です。
出品するときに2つだけ決めます。
1. この値段より下げない、という下限
2. どういう追いかけ方をするか(改定パターン)
あとは放っておくと、勝手に上げ下げしてくれます。改定パターンは全部で6つ用意されていて、「最安値を追いかける」「同じコンディションの中で合わせる」といった追い方を、商品ごとに選べます。
寝ているあいだも、仕入れに行っているあいだも動いています。ここが本体です。
一番大事なのは「下げない線」
自動で値段を追いかける道具なので、下限をどこに置くかが全部です。ここだけは道具に任せられません。
自分が実際に売った1冊で見てみます。

20,000円で売れた本です。仕入は1,375円。手数料と送料で3,860円。残ったのが14,765円。
もしこの本の下限を、仕入値の1,375円で設定していたらどうなるか。
他の出品者が下げてくるたびに追いかけて、最悪1,375円まで下がります。そこで売れたら、手数料を引いたぶんだけマイナスです。仕入値では下限になりません。
決めるのはこうです。
仕入値 + Amazonの手数料 + 送料 + 「これ以下なら売らない」と思える利益
この線さえ真面目に引いておけば、あとは任せて大丈夫になります。逆にここを雑にすると、道具はちゃんと言われたとおりに下げ続けます。
自分は冊数が増えてからCSVでまとめて設定するようになりました。1冊ずつ画面を触らなくてよくなったのは、これが理由です。
出品からFBA納品まで、ここで終わる
値段をつけて出品して、Amazonの倉庫(FBA)に送る作業も、この中で完結します。
自分の流れはこうです。
1. 仕入れた本のバーコードを読む
2. 値段と下限を決める
3. そのままFBAの納品プランに入れる
4. 箱に詰めてラベルを貼って送る
このあいだ、Amazonのセラーセントラルの画面は開きません。開かなくていい、というのが地味に効きます。
売れた1冊ごとに、いくら残ったかが残る
これは使う前に思っていたより、ずっと大きかったところです。
売れた本ごとに「仕入いくら・売れたのがいくら・手数料を引いていくら残ったか」が記録されます。

これは実際の記録から10冊出したものです。手数料を引いたあとの利益です。
自分がnoteに書いている数字は、全部ここの記録そのままです。感覚で「今月は儲かった気がする」と言わずに済むのが、思っていたより大きかったです。
売れた瞬間の通知も来るので、確認のために画面を開く回数も減りました。
月末に、在庫を丸ごと落とせる
もう1つ、地味だけど毎月助かっているのがこれです。
今Amazonの倉庫に、何が、いくらぶん残っているか。これをCSVで丸ごと落とせます。
棚卸しと確定申告のとき、これが無いと本当に困ります。自分は毎月これで在庫金額を出しています。
在庫金額が出るということは、「今どれだけお金が本に変わっているか」が毎月わかるということです。ここが見えていないと、仕入れをどこまで踏んでいいか決められません。
使う前に知っておくこと
先に、条件のほうを書いておきます。
Amazonの大口出品(月額の登録があるほう)が必要です。小口のままでは使えません
Amazonで売るための道具です。メルカリなど他の販路は別の道具になります
月5,280円(税込)。Amazonの大口登録料は別にかかります
ここを踏まえたうえで、正直に書きます。
月に数冊しか売らないなら、要らないと思います。 手で直せる冊数なら、月5,280円は重いです。
目安として、自分なら「この道具代を払っても残る利益が出ているか」で見ます。出ていないうちは、まだ早いです。
逆に、値段を直す時間が仕入れの時間を食い始めたら、そこが替え時だと思っています。自分がそうでした。
5年使って、何が変わったか
一番変わったのは、値段のことを考えている時間がゼロになったことです。
値段を追いかけるのは、やってもやらなくても仕入れは増えません。売上を作っているのは仕入れのほうです。
そこに使う時間を、全部そっちに寄せられた。5年で払った金額を考えても、これは戻ってきていると思っています。
1ヶ月は無料で使えます
いま公式で、1ヶ月の無料期間がついています。
合うかどうかは、自分の冊数で1ヶ月回してみないと分からないです。値段を直す時間がどれだけ消えるかは、出している冊数によって全然違うので。
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